
|

神宮等に奉納されたこともあって、民俗芸能としての優秀性は早くから知られている。
特に昭和41年11月には第15回青年大会郷土芸能の部に於いて優秀賞を受け、文部大臣表彰の栄に浴している。
(5)演じられる曲目
師子は一人立ちで三頭(先・中・後師子)、いずれも竜頭型のキャップ式、色紙を御幣のように切ったものをつけて背に垂らす。演者はすべて少年で、年長の三人が師子頭をつけ、三人の幼児が花笠をかぶり、ささらを持ってその間に一人ずつ入り、輪になって舞う。道中の舞というものはなく、すべて舞台の上で演じられる。このため、御殿師子という呼び名もある。囃子方はすべて神楽の囃子を勤める成人が分担しており、数人の笛方と、歌方とに分かれる。
(6)面、持ち物
師子頭は竜頭型で、名工、星野万之助の製作。彼の遺作は郡内の社寺にも所々に見られるが、特に岩下の応永寺山門や本堂の彫刻は広く人の知るところである。この師子頭は昭和33年には群馬県立歴史博物館の師子頭特別展に出品され、館長の表彰を受けた。その翌34年、明治神宮及び靖国神社に舞を奉納するに当たり、師子頭の塗り替え等を行った。衣装、楽器等も新調した。桶胴型の太鼓を腹につけ、これを桐材で作ったこけし型のバチで打つ。花笠の子供は左手に簓子(ささらこ)を持ち、右手に簓を持つ。
前ページ 目次へ 次ページ
|

|